李天命はどん底の乞食生活の中で、世界で最も気高い女性・蕭吻雪と出会う。名門貴族の令嬢である彼女は、なんと路上で彼に求婚し、家族の猛反対を押し切って駆け落ちまでしてしまう。だが彼女は、愛した男の「恐るべき正体」を知る由もなかった——彼の真の姿は、第二皇子のクーデターによって国を追われた大夏の皇太子。流浪の末に冥王の秘術を受け継ぎ、究極の武術と猛毒を操る天下最凶の覇王へと変貌を遂げていたのだ。令嬢と乞食の駆け落ち騒動が世間を賑わせる中、その噂は暗殺を企む第二皇子の耳にも届く。次々と放たれる凶悪な刺客たち。しかし李天命は静かに笑う。すべては玉座を奪還するための布石に過ぎないのだと。