リオはいつもジャクソンの二番手だった。スタークォーターバックのジャクソンは、リオが欲しがるものすべてを奪っていく。片思いの学校一の美女さえも。そんなジャクソンが実はずっとリオに密かな恋心を抱いていることを、リオは知る由もない。 そこでジャクソンはわざと試験に落ち、リオに取引を持ちかける。「俺の家庭教師になってキャプテンの座を守らせてくれたら、憧れの人を落とす方法を教えてやる」。昼は微積分、夜は恋愛レッスン——しかしリオは思いもよらなかった。最後に恋に落ちてしまったのは、恋愛コーチであり、最大の宿敵でもある彼だったのだ。