貧しい家に生まれた少年・沈硯の父、沈伯安は、江南の河川工事をめぐる汚職事件に巻き込まれ、無実の罪を着せられて命を落とした。沈硯は貢院の塀の外で七十三日間こっそり講義を聞き続け、国子監祭酒の陸衡に見込まれて天禄学宮へ入ることを許され、父の冤罪を晴らそうと心に誓う。学宮では名家の子弟たちからあらゆる場面で排斥されるが、沈硯は顧明遠や医術に通じた蘇晩晴らと出会い、共に事件を調べ始める。一行は河川工事の死者が砒素で毒殺された手がかりを追い、都と江南を巡るが、証人が次々と害され、証拠も破壊されてしまう。手がかりは何度も覆り、嫌疑は陸衡へと向かい、さらには父が残した怪しい帳簿まで現れる。