雲栖横丁で竹編み灯籠の伝統を守る沈硯舟は、注文が少なくても古来の技法にこだわり、古い工房を守り続けていた。そこへ、現代の美意識で竹灯籠に新たな命を吹き込もうと、デザイナーの蘇晩棠が新しい図面を持ち込む。技が変わってしまうのではと危惧する硯舟と、伝統を守りながら革新すべきだと主張する晩棠。二人は衝突を重ねながらも協力し、竹の選定、竹ひご割り、骨組み編み、紙貼りと試行錯誤を重ね、市場での不入りや灯面のひび割れを乗り越えて、ついに「雲栖竹灯」を完成させる。川辺の灯籠祭りで竹灯籠が夜を照らすと、古き技は人々の目に留まり、若者たちも学びたいと願う。伝統に新たな光が宿ったのだった。